一部メディアで話題に挙がった肋骨骨折について
- 2019年07月17日
- カテゴリー：その他
先日テレビで話題に取り上げられて知ったのですが、フリーアナウンサーの生島ヒロシさんが肋骨骨折をされたようです
整体マッサージで強く押されて当初は少しの痛みだったものの次第に痛みが強くなり、2日後にゴルフの約束があるため素振りをしたら激痛を感じたそうです
急遽都内の接骨院にてエコーを使って患部を観察した結果、骨折が判明したという経緯
人様の身体のケアをする仕事をしている私としましても、そのような事故が起きてしまった事はとても残念に思いますし、施術者は細心の注意をして頂きたいですね
誤解を与えてしまう記述もあり、当院だけでなく世の中の接骨院・整骨院への間違った認識を持たないように願いたいです
今回のケースでまず押さえておくべき点がいくつかありましたので挙げさせて頂きます。
まず『整体マッサージを受けた』と言う事で、記事などを見ましたが明確にどの分野の人間が生島さんに対して施術をしたのかわかりづらいですね
この言葉（キーワード）から国家資格を持つ接骨院・整骨院ではなく民間資格の整体院や揉み屋さんなどで施術を受けたのだと思います
整体やリラクセーションなどと接骨院・整骨院の事を同じように考えている方も多くいらっしゃいますが、まったく別物で施術対象も違います
整体やリラクセーションなどに携わっている方の多くは民間資格または無資格の方が多いです。特にリラクセーションなどの揉み屋さんは無資格者が殆どであると考えて頂いて良いと思います。整体院は独自の民間資格を取得して開業されている方が多い傾向です。※中には国家資格も取得して整体院を開いている方もいますが。
一方、接骨院・整骨院というものは国家資格を取得している者が開業するもので、基本的な施術は骨折や捻挫・肉離れなどの明確な原因のある怪我が対象で健康保険が適応できます
先に断っておきますが、国家資格を取得しているから民間資格を取得している方よりも施術技術などが優れているという訳ではありません
卓越した技術で身体の不調を改善してくれる素晴らしい整体院もたくさんあると思います
ただ、人様の身体に施術をする上で、これは施術対応可能な症状なのか、医師の診察を受けるべき症状なのか判断をする知識や施術技術をもっているという根本的な最低限のラインを合格した者が国家資格を取得しているという事です。
また、接骨院で骨折と判断されたそうですが、記事に『接骨医のドクター』などという存在のしない資格名が!？…接骨院・整骨院は医師ではなく、柔道整復師という資格で診察をする事は違法行為にあたります
今回の件はエコーをしっかりと扱えて骨折の有無などが観察・判断できる接骨院で肋骨骨折が判明し、整形外科等の病院にて正式に診断を受けたのだと思います接骨院では診断はできませんが、骨折と判断できた場合は応急処置を健康保険適応にてする事が医師以外で唯一認められている所です。※継続して骨折の施術をする場合は医師の同意が必要
接骨院・整骨院を病院と同じように何でもみてもらえる場所や癒やし系の揉み屋さん感覚でいらっしゃる方も多いですが、ラジカル整骨院では医師ではないので、薬の処方やレントゲンなどの検査はできませんし、慢的な肩こりや腰痛などは健康保険適応で施術はできない事をしっかりとお伝えしています
安い金額で身体を揉みほぐしてくれる場所と間違った認識で来院された方は、説明を受けるとそのままお帰り頂く事もありますが…
上記説明させて頂いた通り、接骨院・整骨院では人様の身体をケアしていく上で最低限の知識や施術技術を持った人間が対応致しますので、今回の生島ヒロシさんのように肋骨骨折をしてしまったというリスクは単なる揉み屋さんや整体院などより極めて少ないです。身体を痛めてしまった際には安心して早めに施術を受けにご来院下さい
もちろん今回のような件が100％起こらないとは断言できませんが、それは病院などでも同じ事が言えますね。何事も100％の保証というものは難しいです
これからもラジカル整骨院では施術技術の研鑽をし、地域の皆様が安心してご来院頂けるように精進して参ります