【症例】坐骨神経痛|50代女性|テニス中に発症したお尻から太もも裏の痛み
- 2026年11月02日
- カテゴリー:当院の症例
テニス中に始まったお尻から太もも裏の痛み
その坐骨神経痛には骨格と筋力の問題も関係しているかもしれません
症例の概要
趣味のテニス中に左臀部から太もも裏にかけて徐々に痛みが現れ、座っているときや歩行中にも症状が出るようになった50代女性の坐骨神経痛の症例です。
幼少期に第5腰椎の先天性すべり症と診断され、数年間にわたり体幹をコルセットで固定していた既往がありました。
当院では、腰椎や骨盤のバランスに加え、筋肉の状態や体幹の安定性にも着目して検査と施術を行いました。
来院前の状態と背景
趣味でテニスを楽しんでいましたが、プレー中に左のお尻から太もも裏にかけて徐々に痛みが出るようになりました。
その後、テニス中だけでなく、座っているときや歩いているときにも痛みが現れるようになり、日常生活にも影響が出ていました。
また、子どもの頃に第5腰椎の先天性すべり症と診断され、数年間コルセットによる体幹の固定を行っていた既往がありました。
こうした腰椎の既往歴も踏まえ、現在の症状に関係する要因を慎重に確認することにしました。
来院時のお悩み
- テニス中に左のお尻から太もも裏が痛くなる
- 座っているときにも痛みが出る
- 歩行中にも左臀部から大腿後面に痛みが現れる
- 痛みを気にせず趣味のテニスを楽しみたい
検査と体の状態
初回来院時には、身体の歪みや骨格のバランスを確認するとともに、ハイボルト療法を用いて筋肉や関節へのアプローチによる症状の変化を評価しました。
その結果、今回の症状に関係している可能性がある部位として、以下に着目しました。
- 腰椎周辺:腰部の動きや負担に関係する部位
- 腸腰筋:腰椎と骨盤、大腿骨をつなぎ、姿勢や股関節の動きに関わる筋肉
- 左仙腸関節:骨盤の後方に位置し、腰や臀部の動きに関係する関節
- 大腿筋膜張筋:股関節や骨盤の安定に関わる筋肉
これらの部位へのアプローチによる症状の変化から、腰椎や骨盤周辺の筋肉・関節の状態が痛みに関係している可能性が考えられました。
また、第5腰椎すべり症の既往があるため、腰椎由来の神経症状についても考慮しながら施術を進める方針としました。
初期対応と施術内容
初回は、ハイボルト療法によって症状に関係する可能性のある筋肉や関節へアプローチし、あわせて骨格のバランスを整える施術を行いました。
施術後には左臀部から太もも裏にかけての痛みがほぼ消失し、患者様にも大きな変化を実感していただけました。
ただし、坐骨神経痛のような神経症状を伴うケースでは、一時的に痛みが軽減しても、再び症状が現れる可能性があります。
そのため、初回の改善だけで治癒したとは判断せず、症状の再発や日常生活での変化を確認しながら継続して施術する必要があることを説明しました。
5回目までの改善経過
施術を継続するなかで、座位や歩行時の痛みは徐々に軽減し、5回目の来院時には趣味のテニスも少しずつ楽しめるようになっていました。
一方で、左大腿部には強いつっぱり感が残っており、症状が完全に改善した状態ではありませんでした。
そこで、筋肉への施術や骨格の調整だけでなく、体幹を支える筋力の不足が症状の残存に関係している可能性を考え、EMSによる筋肉への刺激を試すことにしました。
EMSによる症状の変化
体幹の筋肉に電気刺激を与えるEMSを、筋肉の働きと症状の変化を確認する目的で実施しました。
その結果、EMSのみの実施でも、残っていた大腿部のつっぱり感を含む症状が大幅に軽減しました。
この変化から、体幹の筋肉の働きや姿勢を維持する能力が、症状に関係している可能性があると考えました。
患者様には、筋力不足が症状の改善を妨げる一因となっている可能性を説明し、今後は筋肉への施術や骨格の調整に加えて、筋力強化にも取り組む必要性をお伝えしました。
ただし、EMSによって症状が軽減したことだけで筋力不足が直接的な原因と確定するものではなく、今後も筋力や身体機能の状態を確認しながら評価を続けていきます。
痛みに関係していたと考えられる要因
今回の症例では、腰椎すべり症の既往に加え、腰椎周辺や骨盤の関節、股関節周囲の筋肉の状態が症状に関係している可能性が考えられました。
さらに、施術を継続して痛みが軽減した後も大腿部のつっぱり感が残り、EMSによる筋肉への刺激で症状に変化が見られたことから、体幹の安定性や筋肉の働きにも着目しました。
ラジカル整骨院では、痛みのある部位だけでなく、症状が出始めたときの動作や姿勢、過去の既往歴、筋肉と骨格の状態を総合的に確認することを大切にしています。
今回も、原因と考えられる筋肉への施術、骨格へのアプローチ、筋力面への働きかけを組み合わせながら、症状の変化を確認しました。
今後の施術方針と再発予防
5回の来院で趣味のテニスを徐々に再開できるようになりましたが、大腿部のつっぱり感は残っており、引き続き施術が必要な状態です。
今後は、腰椎や骨盤周辺の状態を確認しながら、症状に関係する筋肉への施術と、体幹の安定性を高めるための筋力強化を進めていく方針です。
EMSの継続も提案し、テニスなどの運動時に身体を安定して使える状態を目指していきます。
なお、腰椎すべり症の既往があることから、神経症状の変化には注意が必要です。症状の悪化や筋力低下、しびれの増強などが見られる場合には、医療機関での評価も重要となります。
この症例から分かること
坐骨神経痛のようにお尻から太もも裏にかけて痛みが現れる場合、腰椎由来の神経への影響だけでなく、骨盤周辺の関節や筋肉の状態など、複数の要因を考慮する必要があります。
今回の症例では、初回施術後に痛みがほぼ消失し、5回目にはテニスを徐々に楽しめるまでに改善しました。
さらに、残存していた大腿部のつっぱり感に対してEMSを実施したところ、大きな症状の変化が確認できました。
このように、症状の経過に合わせて評価するポイントや施術内容を見直していくことが重要です。
一時的に痛みが軽減しただけで施術を終了するのではなく、趣味や日常生活を安心して続けられる状態を目指し、継続的に身体の状態を確認していくことが大切だと考えています。
坐骨神経痛でお悩みの方へ
お尻から太もも裏にかけての痛みや、座っているとき・歩いているときの痛みが続いている方は、腰椎や骨盤、筋肉の状態などを総合的に確認することが大切です。
高崎市のラジカル整骨院では、ハイボルト療法による評価や骨格へのアプローチ、必要に応じたEMSによる筋力面へのサポートを組み合わせ、一人ひとりの状態に合わせた施術を行っています。
坐骨神経痛によるお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。
坐骨神経痛の原因や当院の施術方針については、以下のページで詳しくご紹介しています。
